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はたらくかたち 第2回 ― 若手社員が考える仕事との向き合い方

東京本社 コミュニケーションデザイン局 竹中翠・井野絵里香

 

 

 

この連載では、ミレニアル世代である私たちが、協同宣伝で働く様々なライフステージの社員に話を聞き、多様な人材の活用と働き方について考えていきます。

 

 

近年の若手社員の仕事に対する意識調査では、「仕事中心の生活は避けたい」という傾向がある一方で、「打ち込める仕事であれば、仕事中心の生活になることはいとわない」という傾向もあることが分かっています。

 

 

 

 

このようなデータがある中で、協同宣伝の社員はどのような姿勢で仕事と向き合っているのでしょうか。

はたらくかたち第2回では、当社で活躍する若手社員に話を聞いてみました。

 

 

 

 

 

 

《 プロフィール 》

東京本社勤務:小野
2011年新卒入社/営業部門

 

東京本社勤務:中谷
2014年新卒入社/プロモーション部門(イベント・販促担当)

 

東京本社勤務:入江
2016年中途入社/管理部門(経理・財務担当)

 

 

 

 

広告業界、そして協同宣伝で働くことを選んだ理由を教えてください。

 

 

 

小野 私は新しいことを吸収し、学ぶことが好きだったので、日々お客様の様々な課題と日々向き合うことができる広告業界を選びました。この会社を選んだ理由は、会社説明会で聞いた取締役の話が、自分の考える広告の可能性と合致していたからです。

 

中谷 私は将来、国語の先生になるつもりだったのですが、大学のコピーライティングという授業の中で広告業界というものがあることを知り、広告業界に絞って就職活動をしました。その中でも、協同宣伝は当時50年以上続く企業で、社会貢献にも寄与している「日本さかな検定『ととけん』」の事業もあり、面白いことができる会社なのではないかと思ったことや、会社見学で感じた社内の雰囲気から、自分に合いそうな印象だったため、入社を決めました。

 

 

 

 

入江 私は、新卒の時は他業界の営業職だったのですが、労働環境や仕事の進め方が自分に合わなかったことから、簿記の資格を取得し、会計事務所に転職しました。その後、キャリアアップのために転職活動を行い、何社か面接を受けた中で協同宣伝が一番自分にとって魅力的な環境だったため、入社を決めました。

 

 

働く中で、嬉しさや達成感を得られる瞬間はどんな時ですか?

 

 

中谷 自分の企画が通った時は嬉しいです!

 

 

小野 そうですよね。自分が考えた企画が通ると、どうして嬉しいんでしょうね。それが世の中に出るから嬉しいのか、自分が考えたアイデアが認められるのが嬉しいのか。

 

 

中谷 両方ですね。自分の考えたアイデアが認められて、それが世の中に出て反響があると嬉しいです。

 

 

入江 私はお二人のように企画を作る立場ではないので、達成感が得られる瞬間も異なるのですが、スケジュール通りに業務が完了したら達成感がありますね。毎日、出社後にスケジュールを出して仕事をこなしていくので、計画通り業務が終わると嬉しいです。

 

 

近年の若手社員はプライベートを重視する人もいれば、仕事中心の生活もいとわないという人もいますが、みなさんは仕事とプライベートのバランスについてどう思いますか?

 

 

入江 仕事は決められた時間にこなして、あとはプライベートに使いたいですね。バイクや読書、映画鑑賞など多趣味なので、その時間は大事にしたいです。

 

 

中谷 私も、趣味がランニング、俳句、読書、カラオケと入江さんと同じようにやりたいことがたくさんあるので、その時間は大切にしたいです。ですが、仕事はしっかりと取り組みたいという気持ちも強くあります。

 

 

小野 私は、土日に出張やイベントの立ち会いが必要になっても、仕事とプライベートを天秤にかけたことがないので、プライベートな時間が減らされているという感覚はあまりないです。ですが、趣味のバンド活動を行ったり、いろいろな人と会ったり、お酒を飲んだり、読書にもできるだけ時間を使いたいですね。

 

 

プライベートも仕事もバランスよく取り組んでいるのですね。

ちなみに、仕事で実現したいことや、こういった存在になりたいという目標などはありますか?

 

 

入江 私は管理部門の一員でもあるので、会社の制度について考えてみたいです。入江がいたから起きた変革みたいなものが生み出せたらいいな。また、知識を増やし、できることの幅を広げ、後輩に対しては明確な答えを返せる先輩になりたいです。

 

 

中谷 知識を増やして経験を積むことで、自信を持って提案ができる人になりたいですね。それから、後輩に対してはきちんとノウハウを残していきたいです。業務の手順が明確になっていた方がいいと思うので、後輩に仕事を任せるときには、マニュアルを作って渡すようにしています。また、聞かれたことに対して期待に応えられる、相談しやすい人でありたいです。

 

 

小野 私は、社内でもお客様との打ち合わせでも、効果的に物事が動き出すきっかけを、自分の言葉で投げかけられる存在になりたいです。

 

 

― そのように考えるようになったきっかけはありますか?

 

 

小野 協同宣伝に入社して最初の上司だった、営業の先輩に出会ったことがきっかけです。物事を深く考える方で、「営業は、自分がいいと言ったものが正解であると信じ、社内で方向性を示さなければならないから、誰よりも多くの時間を、お客様について考えることに使わなければならない。」というポリシーを持っていました。

 

 

中谷 私も入社当時に同じ部署だった先輩の影響が大きいです。その先輩は、お客様からも社内からも非常に頼りにされている存在で、その様子を見ていて、あの先輩の求心力や信頼感は素晴らしいと思いました。

 

 

入江 同じ部署の上司だった方に、私も憧れています。私の部署は経理・財務の仕事が基本なので、受け身になりがちなのですが、上司は管理部門の責任者としての立場で、フレックスタイム制度やノー残業デーの導入など、会社をよくしていくことに対して非常に行動力のある方でした。

 

 

普段、何気なくフレックスタイム制度を活用していますが、導入の提案があったからこそスタートした制度だったのですね。

 

 

入江 そうなんです。上司は常に、会社をよくしようという情熱を持っている方でした。自分もそういった人物になれたらいいなと思います。

 

 

 

 

仕事に熱意を持って取り組むようになったきっかけや、モチベーションがあれば教えてください。

 

 

中谷 働いているときは、人の役に立ちたいという気持ちが強いですね。地元が関西なのですが、上京する時に、「『働く』って、『はた(傍)の人をらく(楽)にする』と書いて『働く』だと思って働け」と父に言われました。その考え方が今の私の軸となっているので、上京した時がターニングポイントです。

 

 

入江 私は、簿記の資格を取得したことや、協同宣伝に入ったことがターニングポイントですね。最初の会社で営業職だった頃は、努力の仕方が分からなかったのですが、今は日々の仕事を着々とこなしていき、一年間でその年の数字をまとめて成果が出る。そういった仕事に辿りついたのはよかったです。

 

 

小野 携わった仕事に自分が貢献できたという実感があると、次のモチベーションにつながりますね。協同宣伝は社員全員の顔を把握できるくらいの規模なので、一人一人の意思が尊重されやすく、社員それぞれが「仕事をやっている」という感覚が強いと思います。

 

 

 

近年の若手社員は、「仕事中心の生活は避けたい」「打ち込める仕事であれば、仕事中心の生活になることはいとわない」という傾向がある中で、協同宣伝の若手社員はプライベートを大事にしながら、仕事の中でも打ち込めるものを見つけ、やりがいを感じながら仕事に取り組んでいることが分かりました。

仕事とプライベートの最適なバランスは、個人によって異なります。それぞれが自分にとって最適なバランスを実現するために会社ができることは、社員に対して働き方の選択肢を与えることだと思います。既に整備されている制度については率先して活用し、必要な時に活用しやすい雰囲気づくりを行ったり、新しい制度が必要だと感じたら社内に提案したりするなど、柔軟な働き方ができる会社づくりに、私たち若手社員も協力していきたいと思います。

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