case08事業支援

全国の小学生やその親世代へ、
命をいただくことの大切さを伝える。

食育支援ツール(牛・豚・鶏の命について学ぶ)

全国食肉事業協同組合連合会

マーケティング・プランニング、クリエイティブ

お肉をいただく、それは動物の大切な「命」をいただくこと。

日々の食卓で当たり前のように食べているお肉ですが、それは牛や豚や鶏の命をいただいていることに他なりません。スーパーで並ぶお肉しか見たことがない子どもたち。お肉を購入し家庭で料理をするお母さんやお父さん。今回の事業では、いま一度食べ物を大切にいただく心や、「いただきます」「ご馳走さま」の意味を考えてもらうきっかけとなるよう、食育に関する調査データをもとに各ツールを制作しました。

背景にあったのは、日本における食問題。

〝もったいない〟の言葉を持つ日本ですが、実は「食品ロス」の先進国です。その量は年間約632万トン。国民一人あたり、毎日お茶碗1杯分のご飯を捨てている計算になります。レストランやコンビニエンスストアなどの外食産業から廃棄されていると思われがちですが、632万トンの半数は家庭から出たものです。当事業の制作物では、命をいただく大切さを伝えるだけではなく、残さず食べることにまで踏み込んだ内容となっています。

動物たちが「と殺」される現場の取材・撮影に基づき制作。

制作に当たっては、実際に牛や豚を「と殺」し、解体・検査・加工までを行う畜産センターを訪問し、そこでの取材や撮影に基づいた冊子や紙芝居、DVD映像を制作しました。

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